日々のこと
たまにすごく疲れてしまう。
娘が生まれるまでは、疲れたら寝て、ストレスが溜まったら、ミステリー小説をひたすらよんで、本の世界に浸ることでやり過ごしてきた。
今、そんな日々が懐かしくてたまらなくなる。
あー寝たい。
仕事が終わって、家に帰ってきたら、何もしないで、横になりたい。
寝てしまって、目覚めたのがたとえ夜中だろうと、それからお風呂に入ってさっぱりすればいい。
疲れた日は、あの当たり前だった日々がとても恋しくなる。
自由だったんだな。
なんとか、1日を終えて、横で寝息を立てて眠る娘の姿は、たまらく愛おしい。
2人でいる時は、私のそばを片時も離れず、どこまでもついてこようとする。
うまく喋れないけど、いろいろ話してくれる。
テレビや絵本で、お母さんにぎゅーっとしてもらう場面をみると、ぎゅーっとしてほしくて、そばに寄ってくる。
本当にかわいい宝物。
こんな日々もあと数年で終わる。
だから、大切に過ごしたい。
わかっているけど。
でも、たまには1人になりたいな。
贅沢なんだ。
文字にすると、私は、ずっと幸せだったんだと改めて気づく。
平穏だったわけでもない。
苦しいことも、悲しいことも。
いろいろあって、あえて思い出さないように記憶を封印していることもある。
今も人間関係が苦手で悩んでいる。
人に言わないだけで、幸せに見える人も何も考えていないように見える人も、みんな何かしら抱えて生きている。
頭では、わかっていても、自分の気持ちが優先されて、想像力を働かせるのは、容易ではない。
未熟なんだな。
それでも、だらだらと日々思っていることを文章にすることで、気持ちが落ち着いてくる。
忙しい毎日の中で、自分を振り返る時間も大切なんだと。
毎日、一生懸命生きることはできないけど、やらないといけないことをこなしながら、それなりに生きる。
無理しなくていい。
昔、職場の同僚が、
「みんなどこかしら、おかしい。完璧な人なんていないから。」
弱っているときによく思い出す。
ダメな自分に押しつぶされそうになったらとき、大丈夫。大丈夫。
みんなそんなにかわらない。
疲れた日もたくさん笑えた日も。
いろんな毎日が続いて今日がある。
無理をしないで、自分なりにできることを
して、明日もがんばろう。
周りの人に優しくできたら、いいな。